相も変わらず「間違った「貨幣」の前提」と格闘中のテクノロジストです。
今回紹介するのは2010年(今から15年前)に発行された本です。
※リーマンショックが起きたのが2008年9月15日です。
つまり、リーマンショック後の「金融経済」が主題です。
内容は、
「金本位制を捨て、ペーパーマネー化することで、米国は未曽有の繁栄を謳歌した。バブルを引き起こしては破裂させ、資金を自国に還流させる仕組みを作り上げたのだ。今「百年に一度の危機」に際して、彼らはドルを刷りまくり、究極の借金棒引き策に出ようとしている。つねにドルに隷属してきた日本の運命は?」
と表紙裏の紹介文に書かれています。
15年前に書かれた書籍ですが、昨今話題の「トランプ関税等」米国の思案が見え隠れしているような?結局「ドル高」を中核とする金融システムが行き詰った現在、大幅な「ドル安」への誘導のような??
⇒「げすの勘繰り」ですが、シマウマとしては、頭の隅に置いておかないと…
非常に分かりやすく「米国金融帝国物語」として読めます。
特に「おわりに」に記載された筆者の「思い」には、「勇気」を頂きました。
以上です。