書籍紹介:世界インフレと戦争(中野 剛志)

内容は、「インフレ」の話なのですが、読むべき場所は最終章の後半が良いとおもいます。現在の世界情勢の把握が一気に進みます。

 

【私の思い】

「第5章 恒久戦時経済」の後半の下記の節が整理されていて参考になります。
・内戦が勃発する可能性が高まっているアメリ
債務危機のリスクが高まりナショナリズムが先鋭化するEU
・成長モデルの根本的な変更を余儀なくされている中国
・中国の行き詰まりから東アジア全体で地政学的危機勃発か

※但し、ひとつのシナリオとして把握すべきで、確実に現れる「未来」でない事に注意願います。

でこの後、日本が最優先で取り組むべき課題が展開されますが…

私は支持しません。