2012年に「2025年の働き方」を提案した掲題の書籍をご紹介します。
提案内容は「正しい」と思います。
【内容のポイント】
働き方が変わる! 〈5つのトレンド〉
①テクノロジーの発展、②グローバル化、③人口構成の変化と長寿化、
④個人、家族、社会の変化、⑤エネルギーと環境問題
働き方を変える! 〈3つのシフト〉
①ゼネラリスト→連続スペシャリスト、②孤独な競争→みんなでイノベーション、
③金儲けと消費→価値ある経験
「食えるだけの仕事」から意味を感じる仕事へ、
忙しいだけの仕事から価値ある経験としての仕事へ、
勝つための仕事からともに生きるための仕事へ。
覚悟を持って選べば、未来は変えられる。
【私の思い】
ワークシフトの2025年と現実との差
[要因1]テクノロジーの進化
●伝統的メディアの影響力減少とオンラインメディア(SNS含む)の影響拡大による想定外の情報の悪用や混乱。
[要因2]グローバル化の進展
●先進国の中間層の破壊が想定以上に進んだ(絶望の国:アメリカ)、移民問題などに代表されるナショナリズムの高揚とポピュリズムの台頭による政治の不安定化を招いた。但し、グローバル化は正しい方向である。(スピードが速すぎた)
[要因3]人口構成の変化と長寿化
●長寿化の実態は、先進諸国(※中国含む)の「少子高齢化」が想定より急激に進んでいる。(※直近の課題)
[要因4]社会の変化
●国家よりも影響力を持つ企業の誕生(GAFAM)とその影響の配慮が抜けていた。旧来の枠組みではコントロール出来ない企業の誕生とその影響の拡大。
[要因5]エネルギー・環境問題の深刻化
何も成果の無い(むしろ「退潮気味」)。(※待った無し「地球温暖化対策」)
と言うことで「孤独と貧困」よりも悪い「破壊と分断」という「危機の時代」を迎えてしまった。
但し、「働き方を<シフト>する」という対応は正しかったと考えられる。
(※私も実際に「WORK SHIFT」して「良かった」と感じている)
●非正規雇用・株主優先経営へのシフト(→雇用条件の悪化)
●少子高齢化社会到来(→より長く、よりみんなが働かなければならない社会での「働き方」)への対応策として
本書の提案は、「有効」。