錯綜する価値観、リベラルアーツは、思考のアンカーとして役に立ちます。但し、欧米における「危機の時代こそ、身につけるべき『本当の教養』」です。
【私の思い】
教養(物の見え方)は、多様化する世の中の自分の立ち位置を認識する為の必須のアーツ(武器)です。その意味でこの本は、「欧米」の『本当の教養』をわかりやすく体系的に記載しています。但し、今後にご紹介するように「世界」の中には、多様な
『本当の教養』を持つ事も忘れてはいけません。
※紹介と目次
哲学を哲学としてだけではなく、歴史を歴史としてだけではなく、もっと有機的に組み合わせ、「人間とは何か」「どう生きるべきか」という根源的・普遍的な問いについて学ばせるのがアメリカ型のリベラルアーツ教育です。
目指すのは、世界中のどこでも、あるいは政治でもビジネスでもあらゆる社会で能力を発揮できる人間を育てること。
序 章 なぜ米国の一流大学はリベラルアーツを重視するか
第1章 黎明期のギリシャ~リベラルアーツの土壌はこうして生まれた
第2章 ヘロドトス『歴史』で知るヨーロッパの原点
第3章 トゥキュディデス『戦史』が描く衆愚のギリシャ
第4章 プラトン『国家』が掲げる理想主義
第7章 ローマの繁栄から中世キリスト教支配の時代
第8章 「西洋」優位の時代の幕開け~ルネサンスから近代まで