2025-03-01から1ヶ月間の記事一覧

テクノロジストのひとり言⑦(番外)

「ドット型国家」の骨格が見えてきたので、問題点の洗い出しの為に地元(東京都立川市:人口/19万人、面積/24.36平方キロメートル)で考察してみました。 注)城下町ではないのですが… 具体的には、下記のエリアを意識して街づくりを考えました。 【…

【コラム】数字で見る「間違った「貨幣」の前提」が辿り着いた世界

前回は、「実物経済」と「金融経済」の違いと、肥大化した「金融経済」が、巨大な格差を生み出し中間層を破壊する仕掛けを記載しましたは、今回は、「数字」で追ってみます。 注)今回も「シンボルエコノミー 日本経済を侵食する幻想」(水野 和夫著)から整…

【コラム】 「実物経済」と「金融経済」における「資本」の見方

テクノロジストの目的は、以前に記載したようにカール・ポラニー氏の指摘する 〇「近代の経済学は、擬制商品(労働、土地(自然環境)、貨幣)が本来商品と全く同じように機能すると言う間違った前提に立っているとしている。」の「間違った前提」を正す経済…

テクノロジストのひとり言⑥ 「ドット型国家」整理

「ドット型国家」構想を備忘録的につぶやきます。 【国家像】・「ドット型国家」は都市の連邦国家として成立する。 ⇒ドイツ連邦共和国、オランダ王国(西ヨーロッパ) ・民主主義と平和主義を絶対とする。 ・経済制度は、「新自由主義(市場主義)~「コミュ…

書籍紹介:藩とは何か(藤田 達生)

今回、「江戸時代の城下町」を勉強する為に、購入しました。 第一章 近世城下町の画期性 1 沖積平野への進出 2 戦国バブル崩壊からの復興 3 徹底的な再利用 4 城郭と武家屋敷は「官舎」 第四章 藩の設計者たち 1 移築・再利用による人工都市 2 都市の…

【コラム】江戸時代の「城下町」(都市)社会・経済編

前回お約束した「社会・経済編」です。 まず、『社会編』ですが、コミュニティとして「城下町」がどのようして成立していたのかですが、徳川氏の「城下町」である「江戸」に関しては情報が整理されていたので以下その内容を紹介します。 江戸御府内の町地は…

【コラム】江戸時代の「城下町」(都市)立地・構造編

広井氏の書籍で話題となる「都市型コミュニティ」 斎藤氏の書籍で話題となる「コモン」 上記を「ドット型国家」の中でどの様に実装するかを考えています。アイデアの発案者としての河合氏は「既存の自治体」の拘束を受けないとしていますが、具体化する為に…

【コラム】『産業としての社会保障』

「書籍紹介:教養としての社会保障」に下記の記載があります。 第5章【産業としての社会保障】社会保障はGDPの5分の1を占める巨大市場(1)GDPに占める社会保障の規模 「2010年度国民経済計算」を見ると、GDP479兆円、政府部門支出226兆円でうち社会保障…

テクノロジストのひとり言⑤ エネルギー

備忘録的につぶやきます。(※本日はよくつぶやいてますが)「人新世の「資本論」」の「第七章 脱成長コミュニズムが世界を救う」「脱成長コミュニズムの柱②-労働時間の短縮 労働時間を短縮して、生活の質を向上させる」の節に次ようのな記載があります。化…

テクノロジストのひとり言③ コミュニティとは

備忘録的につぶやきます。 《「コミュニティ」を主役に》 ⓵書籍紹介:創造的福祉社会(広井良典)の中で述べている。 【コミュニティというセーフティネット】いわばその人を初めから「コミュニティそのものにつないでいく」ような対応、ひいてはコミュニテ…

テクノロジストのひとり言④ 太陽光発電

備忘録的につぶやきます。 太陽光を利用した発電システムに関して ◎<コモン>としての必須要素 ※「人新世の「資本論」」より<コモン>を具体的に説明している記載からの抜粋 電力は<コモン>であるべきである。なぜなら、現代人電気なしには生きていくこ…

書籍紹介:人新世の「資本論」(斎藤幸平)

ありがたい「書籍」です。斎藤幸平氏の書籍は、以前「セロからの資本論」を紹介しましたが、本書は、現在(「人新世」=環境危機の時代)を「マルクス(資本論)」から読み解いています。 人新世の「資本論」 (集英社新書) 作者:斎藤幸平 集英社 Amazon 【私…

テクノロジストのひとり言② 主流派経済学 「創造性」「生産性」

ひとり言の続編です。 二番目に: 今度は、ドーナツ経済で話題にした主流派の経済学から見た視点の見直しです。 つまり主流派の経済学のきわめて限定的な図であるフロー循環図のみで、経済の全体を説明する事によって定義された「用語」の再定義です。 具体…

テクノロジストのひとり言① 市場の影響から社会を防衛する

備忘録的につぶやきます。 前回の「書籍紹介:創造的福祉社会(広井良典)」で何を勉強させて貰ったかと言うと 一番目に: 第1章 創造的定常経済システムの構想―資本主義・社会主義・エコロジーの交差の「社会的セーフティネットの構造と進化」の内容です。…

書籍紹介:創造的福祉社会(広井良典)

広井良典氏の書籍は、「人口減少社会のデザイン」に次いで2冊目ですが、 「お薦め」です。 ”「成長」後の社会構想と人間・地域・価値”が「深い洞察」で語られています。 創造的福祉社会 ――「成長」後の社会構想と人間・地域・価値 (ちくま新書) 作者:広井良…

【コラム】『ドーナツ経済』を理解する。

本来なら紹介書籍の具体的な内容の記載は、控えたいのですが、「思い」を補足する基礎情報として必要だと思いましたので、「7つの思考法」について簡単に説明します。 第1は、「目標を変える」。経済学は70年以上にわたって、国内総生産(GDP)を前進の指標…

【コラム】『ドット型国家』をイメージする

先のコラムと同様に「思い」を理解して頂く為の基礎情報として、下記の内容は、「国土交通省:コンパクトシティ」のものだが、ドット型国家に近いので記載する。 1.都市再生特別措置法等●立地適正計画(市町村)・都市全体の観点から、居住機能や福祉・医…

テクノロジストの思い➁:日本のスタンス(立ち位置)

アメリカ、中国、EUが、動きが取れない現在、国際的の投資マネーを呼び込み日本は、21世紀のトップランナーとしての「創造的破壊」を目指す。 「賢く縮む」を目指した「21世紀型経済モデル」の実践を世界に先駆けて実現しよう!!→「少子高齢化」「地…

テクノロジストの思い①:目的

さて、今後も書籍紹介は続けていきますが、私が何の意図をもって「書籍」を読んでいるかをこの辺でお伝えしたいと思います。結論から言うと『ポスト資本主義の中での日本の姿』を知りたいからです。その為の情報を集めています。まだまだ漠然していますが、…