テクノロジストのひとり言⑭ 「ドット型国家(立川)」の「地域包括ケアシステム」を考える【補足】

今回の参議院選挙の結果を踏まえて、 「ドット型国家(立川)」の「地域包括ケアシステム」の内容に補足を加えます。 【従来記載した内容】 社会福祉関連の産業(医療/介護/保育/教育)の事業主体は、「労協法」で定められた組織体を基本とし、「多様な就労…

【修正】書籍紹介:財政と民主主義 人間が信頼し合える社会へ(神野 直彦)

以前掲載していた記事の表示が壊れていたので修正して再掲載しました。 財政と民主主義 人間が信頼し合える社会へ (岩波新書) 作者:神野 直彦 岩波書店 Amazon 【アマゾンの紹介内容】 新自由主義の浸透によって格差や貧困,環境破壊が拡大し,人間の生きる…

書籍紹介:新しいリベラル ――大規模調査から見えてきた「隠れた多数派」(橋本 努、金子悠介)

新しいリベラル ――大規模調査から見えてきた「隠れた多数派」 (ちくま新書) 作者:橋本努,金澤悠介 筑摩書房 Amazon 【アマゾンの紹介内容】 実は日本には「新しいリベラル」と言いうる人々が存在することが、7000人を対象とする社会調査から浮かび上がってき…

テクノロジストのひとり言⑬ 「ドット型国家(立川)」の「地域包括ケアシステム」を考える【後半】

テクノロジストです。さてお約束の「立川市の地域包括ケアシステム」の施策に関してですが、下記の2点を意識しました。 ①医療資源に関して近隣の各市を取り込む事で、現在の6圏域の施策を検討しました。②現在立川市で計画中の「地区計画」を取り込む事で、…

テクノロジストのひとり言⑫ 「ドット型国家(立川)」の「地域包括ケアシステム」を考える【前半】

テクノロジストです。久しぶりにつぶやきます。毎度の備忘録なので情報解釈の不備等は、お許し願います。 さて「立川市の地域包括ケアシステム」をご紹介しよう。 これまで地域の実情に応じて、地域の様々な主体が連携し、「住まい」、「医療」、「介護」、…

書籍紹介:実践から学ぶ まちづくり入門講座(寺川 政司)

ありがたい本です。勉強になります。お薦めです。 【アマゾンの紹介内容】 現代の都市は、人口減少、差別と貧困、空き家問題など、多くの課題に直面している。本書は、それらに関する課題や社会潮流について講義し、関連する用語や制度、施策、現代的なまち…

書籍紹介:日経ヘルスケア記者がつくった 医療・介護の制度・業界動向まる分かりガイド(日経ヘルスケア)

前回は、「ドット型国家」のコモンとして「再生可能エネルギー×電力システム」に関する理解の為に「ガイドブック」をご紹介しましたが、今回も、「ドット型国家」の「主産業」である「社会福祉関連の産業(医療/介護/保育/教育)」の医療・介護の制度と業界…

書籍紹介:図解でわかる再生可能エネルギー×電力システム ~脱炭素を実現するクリーンな電力需給技術(一般財団法人 エネルギー総合工学研究所)

今回も「書籍紹介」です。アマゾンの紹介内容を下記に示します。 「持続可能な再生可能エネルギー技術、再エネ電力の電力システム構築の実践方法がよくわかる!日本では、2050年までにCO2排出量実質ゼロ(カーボンニュートラル)を実現するため、第6次エネル…

書籍紹介:日本人の勝算 人口減少×高齢化×資本主義(デービット・アンキーソン)

お薦めです。「人口減少×高齢化」というパラダイムシフトに対応する資本主義の核が「生産性向上」にあること。これを、丁寧な論文整理から「政策」として提言しています。見えてくるのは「高付加価値・高所得経済」への転換。要石は「最低賃金引上げ」です。…

テクノロジストのひとり言⑪ 「ドット型国家(立川)」の経済圏を考える

前回お約束した「ドット型国家」(立川)の経済圏の構想です。 ①現在の通貨事情では、地域通貨が必須であり、「多摩信用金庫」を前提に支店網/ATM等を考慮すると「地域通貨」流通範囲は、羽村、昭島、武蔵村山、東大和、東村山、立川(本店)、国立、小平、…

テクノロジストのひとり言⑩ 「ドット型国家(立川)」のエネルギー地産地消を考える

世の中騒がしいですが、一歩一歩の「歩み」が大切です。さて、「ドット型国家(立川)」のエネルギー地産地消構想を検討してみました。コンセプトは「都会のエネルギー資源」とはです。 注)?がついているところは、換算に疑問が… 資料によると立川市のエネ…

テクノロジストのひとり言⑨ 「ドット型国家」整理2

前回のご報告にその後の勉強の情報を付加し、「ドット型国家」構想を更新しました。 緑色部分が今回追加/修正分 【国家像】・「ドット型国家」は都市の連邦国家として成立する。 ⇒ドイツ連邦共和国、オランダ王国(西ヨーロッパ) ・民主主義と平和主義を絶…

書籍紹介:現代経済学の直観的方法(長沼伸一郎)

毎度お世話になっている本です。一言で言うと「私たちが生きる現代資本主義社会の本質とその問題、行く末を理解する一冊!」の紹介にあるように、素人に「現代資本主義社会の本質とその問題」を「直観的」に教えてくれます。お薦めです。 現代経済学の直観的…

【コラム】『社会的連帯経済(SSE)』を学ぶ

今回は、先に書籍紹介した「働くことの小さな革命 ルポ 日本の「社会的連帯経済」」の内容の整理になります。(但し、大幅抜粋加工してあります) 【内容】 世界には既存の資本主義経済とは異なる経済をつくることで、誰もが人間らしく、安心して暮らせる社…

書籍紹介:働くことの小さな革命 ルポ 日本の「社会的連帯経済」(工藤 律子)

テクノロジストです。非常にありがたい書籍に巡り合いました。 「ドット型国家」の「経済の枠組み」として、「コミュニティによるコモン育成」の実現方法に関して具体的な事例をレポートしてくれています。 ⇒内容は、「希望」が持てるヒント(実践)ばかりで…

テクノロジストのひとり言⑧ 「通貨」を考える

備忘録として書きます。 今回、「擬制商品(貨幣)」をどの様に取り扱うかは、「現状の金融経済を正しい姿に戻す着地点」を探す旅となりました。 新自由主義というキーワードから1990年代からの「アメリカ金融帝国」構築の歴史に着地点のアイデアがあるので…

書籍紹介:金融大崩壊「アメリカ金融帝国」の終焉(水野和夫)

またまた古い書籍の紹介です。今回紹介するのは2008年12月10日(今から17年前)に発行された本です。※リーマンショックが起きたのが2008年9月15日です。まさにリーマンショック後の「世界金融危機」が主題です。 金融大崩壊 「アメリカ金融帝国」の終焉 (生…

書籍紹介:ドル暴落後の日本 新・マネー敗戦(岩本 沙弓)

相も変わらず「間違った「貨幣」の前提」と格闘中のテクノロジストです。今回紹介するのは2010年(今から15年前)に発行された本です。※リーマンショックが起きたのが2008年9月15日です。つまり、リーマンショック後の「金融経済」が主題です。 ドル暴落後の…

テクノロジストのひとり言⑦(番外)

「ドット型国家」の骨格が見えてきたので、問題点の洗い出しの為に地元(東京都立川市:人口/19万人、面積/24.36平方キロメートル)で考察してみました。 注)城下町ではないのですが… 具体的には、下記のエリアを意識して街づくりを考えました。 【…

【コラム】数字で見る「間違った「貨幣」の前提」が辿り着いた世界

前回は、「実物経済」と「金融経済」の違いと、肥大化した「金融経済」が、巨大な格差を生み出し中間層を破壊する仕掛けを記載しましたは、今回は、「数字」で追ってみます。 注)今回も「シンボルエコノミー 日本経済を侵食する幻想」(水野 和夫著)から整…

【コラム】 「実物経済」と「金融経済」における「資本」の見方

テクノロジストの目的は、以前に記載したようにカール・ポラニー氏の指摘する 〇「近代の経済学は、擬制商品(労働、土地(自然環境)、貨幣)が本来商品と全く同じように機能すると言う間違った前提に立っているとしている。」の「間違った前提」を正す経済…

テクノロジストのひとり言⑥ 「ドット型国家」整理

「ドット型国家」構想を備忘録的につぶやきます。 【国家像】・「ドット型国家」は都市の連邦国家として成立する。 ⇒ドイツ連邦共和国、オランダ王国(西ヨーロッパ) ・民主主義と平和主義を絶対とする。 ・経済制度は、「新自由主義(市場主義)~「コミュ…

書籍紹介:藩とは何か(藤田 達生)

今回、「江戸時代の城下町」を勉強する為に、購入しました。 第一章 近世城下町の画期性 1 沖積平野への進出 2 戦国バブル崩壊からの復興 3 徹底的な再利用 4 城郭と武家屋敷は「官舎」 第四章 藩の設計者たち 1 移築・再利用による人工都市 2 都市の…

【コラム】江戸時代の「城下町」(都市)社会・経済編

前回お約束した「社会・経済編」です。 まず、『社会編』ですが、コミュニティとして「城下町」がどのようして成立していたのかですが、徳川氏の「城下町」である「江戸」に関しては情報が整理されていたので以下その内容を紹介します。 江戸御府内の町地は…

【コラム】江戸時代の「城下町」(都市)立地・構造編

広井氏の書籍で話題となる「都市型コミュニティ」 斎藤氏の書籍で話題となる「コモン」 上記を「ドット型国家」の中でどの様に実装するかを考えています。アイデアの発案者としての河合氏は「既存の自治体」の拘束を受けないとしていますが、具体化する為に…

【コラム】『産業としての社会保障』

「書籍紹介:教養としての社会保障」に下記の記載があります。 第5章【産業としての社会保障】社会保障はGDPの5分の1を占める巨大市場(1)GDPに占める社会保障の規模 「2010年度国民経済計算」を見ると、GDP479兆円、政府部門支出226兆円でうち社会保障…

テクノロジストのひとり言⑤ エネルギー

備忘録的につぶやきます。(※本日はよくつぶやいてますが)「人新世の「資本論」」の「第七章 脱成長コミュニズムが世界を救う」「脱成長コミュニズムの柱②-労働時間の短縮 労働時間を短縮して、生活の質を向上させる」の節に次ようのな記載があります。化…

テクノロジストのひとり言③ コミュニティとは

備忘録的につぶやきます。 《「コミュニティ」を主役に》 ⓵書籍紹介:創造的福祉社会(広井良典)の中で述べている。 【コミュニティというセーフティネット】いわばその人を初めから「コミュニティそのものにつないでいく」ような対応、ひいてはコミュニテ…

テクノロジストのひとり言④ 太陽光発電

備忘録的につぶやきます。 太陽光を利用した発電システムに関して ◎<コモン>としての必須要素 ※「人新世の「資本論」」より<コモン>を具体的に説明している記載からの抜粋 電力は<コモン>であるべきである。なぜなら、現代人電気なしには生きていくこ…

書籍紹介:人新世の「資本論」(斎藤幸平)

ありがたい「書籍」です。斎藤幸平氏の書籍は、以前「セロからの資本論」を紹介しましたが、本書は、現在(「人新世」=環境危機の時代)を「マルクス(資本論)」から読み解いています。 人新世の「資本論」 (集英社新書) 作者:斎藤幸平 集英社 Amazon 【私…